水を飲んだり、ご飯を食べると身体の中に余分な水分や老廃物等が溜まります。
腎臓は、それらが混じった血液を綺麗にして身体に必要な物と必要ない物に分けて、必要ない物を
「尿」として排出することが主な役割となります。
この腎臓ですが、糖尿病・脂質異常症・高血圧症などの生活習慣病や遺伝などが原因で腎臓病に
なると、数カ月から数十年の年月をかけて徐々に腎臓の働く力が低下して、移植や透析といった
治療が必要となってきます。
『透析ってな~に?』
透析とは「正常に機能しなくなった腎臓の一部機能を器機で補う治療法」です。
働く力が低下した腎臓の代わりに、人工腎臓のフィルターを介して余分な水分を抜いたり、
身体の中に溜まったゴミを掃除する等の治療のことをいいます。
透析を行う事で以前と同じに近い生活を送ることができますが、注意する点は、透析は腎臓の
「一部の機能を補う」だけで腎臓の機能を回復させる治療ではない為、透析しているから以前と
同じ生活をしても大丈夫という訳ではありません。
透析だけで補えない部分は、患者さん自身で日々の食事管理や服薬を守ることが重要となります。