自宅へ退院するのが難しい患者さんは、退院先に「施設」という選択肢が出てきます。でも「施設って、たくさんあるけど何が違うの?」と思われたのではないでしょうか?
さまざまな施設がありますが、患者さんがどのくらい介護が必要なのか、経済状況などによっても『適切な施設』というのは変わってきます。
その中で、今回は『特別養護老人ホーム(特養)』と『介護老人保健施設(老健)』の特徴についてお話していきたいと思います。
『特別養護老人ホームとは・・・!?』
要介護3~5の認定を受けている方が入所の対象です。
食事・入浴・排泄など生活に必要な介護を24時間365日受けることができます。
終身利用が可能で、最近では看取りを行う施設も増えてきています。
介護保険施設の中で比較的経済的負担が少なく入所できることが特徴です。
続いて…
『介護老人保健施設とは・・・!?』
要介護1以上の認定を受けている方が入所の対象です。
介護や生活援助の他に、医師・看護師による医療的なケアと、リハビリスタッフによるリハビリテーションを受けられます。
自宅に帰ることを目指す施設で、自宅と病院の中間的な存在です。
そのため、終身の入所施設ではなく、3~12カ月間での退所が大半となります。
これらの施設以外にも、『有料老人ホーム』や『サービス付き高齢者向け住宅』などさまざまな施設があります。
わたしたち、医療ソーシャルワーカーは、入院中の患者さん、家族さんの状況・ご希望に応じたご提案をさせていただいています。お気軽にご相談ください♪