こんにちは、今回は食欲不振の方への当院の取り組みをご紹介します。
入院中、食欲不振の方もおられます。
食欲が湧かない理由としては、病気やケガによる精神的な問題や、好みの問題、義歯が合わないなど様々です。我々は患者さんに合わせて工夫しながら取り組んでいます。
食事はリハビリの効果を上げる為にもとても重要な要素です。
栄養不足のままでは、いくら運動しても筋力の増大には繋がりにくく食べることは本当に重要です!!
しかし、入院患者さんの中には、口から食べる能力があるにも関わらず食べられないことで点滴治療となってしまう可能性もあります。
そこで、食欲不振の方を対象に『食事を食べるきっかけ作り』を栄養部が主体となり、医師・リハビリ・看護師・介護士と協働して行っています。
今回は「モンブラン」を患者さんと一緒に作りました。
普段食事量が少ない方が、自分でクリームの量を調節しながら、盛り付けようとする姿はとても微笑ましかったです。最後はみんなで食べたのですが、やはり自分で作ったものはとてもおいしく笑顔で食べていただけました。
これをきっかけに少しでも食事の摂取量が増えれば良いなと思います。
何がきっかけで食べたいと思うかは個別性がありすぐには分かりませんが、患者さんにとって食べたいと思える良いきっかけになることを願って今後も取り組んでいきます。