4月末に園芸療法のイベントで患者さんと種まきをしたヒマワリが徐々に開花してきました🌻
屋上では他にも色々な植物を育てていますが、園芸療法で患者さんと種まきをした『小太り大根』
『ミニ人参』の収穫時期がやってきました♪
『小太りくん』というユニークな名前だったこともあって多くの患者さんが生長を気にかけ観察してくださってました。
特に生長を楽しみにしていた患者さん4人といざ収穫!!
通常のミニ人参よりも大きな15㎝の立派な人参や、足の生えた不思議な形の人参まで、様々な姿が収穫できました。小太りくんは少し小ぶりでしたが、患者さんは「美味しそうやなー!」と喜んでいました。
収穫した野菜は調理師が『梅かつお和え』に調理して患者さんのお昼ご飯に提供してくれました。シンプルな味付けで野菜そのものの味が分かって美味しかったそうです。
植物栽培の魅力のひとつは、料理の話題にも広がることです。
今回も、小太り大根とミニ人参のお勧めの調理方法を話してくださる患者さんが何人もおられました。
その中の1人の患者さんは、昔は料理好きで、作った料理を近所の方に振舞っていたことや料理に関する昔の思い出話をたくさん話してくれました。
そうやって楽しそうにお料理の話をしている内に、『(今から)調理師になりたい』との発言も出てきました。
80代で新たな夢や目標が出来るなんてとっても素敵なことですね✨
病院では、出来なくなってしまったことや失ったものに目が向き落ち込む方が多いですが、改めて、園芸療法は患者さんの心に明るい光を差し込む活動の一つであることを実感することが出来ました。