私の作業療法士としての原点をご紹介したいと思います。
私は作業療法士の学校卒業後、2年間障害を持ったお子さんに関わる仕事を行い、その後、作業療法士として病院に就職しました。
就職後、ある患者さんを担当したときのことです。その患者さんは寝たきりになってしまい、自宅へ退院することを諦めていました。しかし、私が関わることで、自分で歩くことやトイレができるようになり、無事に自宅へ退院することが出来ました。
退院の際、「あなたのお陰や、本当にありがとう」と涙を流しながら言葉をかけてくださいました。
『自分が関わることで誰かの人生を変えることができる!!』と強く感じることが出来ました。これが私の作業療法士としての原点です。
「その人らしい人生を送ってもらいたい」
病気になってしまったことで以前のような生活を諦めている方もおられると思います。そんな方に対して、私は様々な方法でその諦めた生活が可能になる方法をお伝えすることができるようになりたいです。現在は作業療法士としての技術だけではなく、食事や薬に関しても勉強しています。
これから関わる患者さんだけではなく、同僚にも『その人らしい』という視点を大切にし、「もう一度〇〇ができるようになりたい」という思いが実現できるように、これからも関わっていきたいと思います。
「患者さんの生活や人生に自分らしく関わっていきたい」という思いのある作業療法士と話しができればうれしいです。