病院には座ることや立つことが出来ない方に入浴を行っていただくために寝た状態で入浴ができる入浴設備があります。
病棟には座ることができる方のために『ユニバス』という入浴装置を備えています。
入院生活を送る中で、お食事とお風呂を楽しみにしている患者さんはとても多くいらっしゃいます。
少しでも湯船に浸かってリラックスしていただけるように、病棟では入浴介助をさせていただいています。
浴槽をまたぐことができる方は、浴槽の中の椅子に座っていただきます。
浴槽の壁が上がってからお湯が入り、湯船に浸かることができます。
浴槽をまたぐことが難しい患者さんであっても、介助があれば車椅子に座ることができる患者さんは入浴用の車椅子に移動していただくことで『ユニバス』を利用することが出来ます。
入浴用車椅子の座面が、浴槽内に向けて横へスライドします。
同じように浴槽の壁が上がってからお湯が入り、湯船に浸かることができます。
椅子が横に移動したり、湯船に浸かった時に身体が浮いてきて不安定になりそうですが、手持ちバーを掴んでいただいたり、椅子に設置されている安全ベルトを使用することで、安心して入浴していただくことが出来ます。
お風呂に入ることで、患者さんの表情が和やかになる瞬間があります。入院生活で少しでも患者さんにリラックスしていただけるよう、お手伝いさせていただきます。