今回は日常生活に馴染の深い「カレンダー」についてのお話です。
皆さんのお家にも必ず1つや2つは壁に飾られているのではないでしょうか。
1年のスケジュール帳を年度末に買い替えることが恒例であったり、スマホのカレンダー機能で管理しているという人の方が多いかもしれません。
そんなカレンダーなのですが、私たちの病棟では、患者さんが食事や日中を過ごされるホールに大きなカレンダーを飾っています。
その特大カレンダーは、患者さんとリハビリスタッフとの共同の作品です。
毎月更新される作品は私たちの密かな楽しみでもあります。
今度はどんな作品になるのかな❓
病棟のメインのスペースに飾られるカラフルな色で作られたカレンダーは、見る人の心を和ませるものです。
「今日は何日ですか」という日常会話や
「次は何日に○○があります」といった予定の確認も
カレンダーを見ながらの方が、患者さんにとってもしっかり記憶に残るようです。
また、退院に向けてお薬を自分で管理する練習を始めるときには『配薬カレンダー』が活躍します。
カレンダーの形のポケットに1週間分のお薬をセットしてお配りし、毎日患者さんと一緒に飲んだかどうかを確認していきます。
やはりカレンダーという見慣れた形にすると分かりやすいと思います。
1日1日はあっという間に過ぎていきますが、毎日カレンダーを眺め、ふと立ち止まってみることを習慣にされてみてはどうでしょうか?
そんな「毎日」を刻むカレンダーのあれこれでした。
【それぞれの患者さんの戻られる日常へ】
ひとりひとりの最善のかたちでお戻りいただくことを目標に日々、医療・リハビリ・看護・介護がチームで頑張っている『回復期リハビリテーション病棟』です