6階医療療養病棟は、急性期の治療を終えて、引き続き医療的な治療または病院での療養やケアが継続的に必要な患者さんがQOL(生活の質)を重視した安楽な療養環境を提供し、自宅や施設を含めた退院支援等を行うために、様々な医療従事者が患者さんに関わる病棟となっています。
患者さんと作った作品です↓🎄✨
在宅や施設などの生活の中で”褥瘡“(床ずれ・きず)のある患者さんがおられます。当院では、褥瘡治療のため、褥瘡対策委員会の回診、看護師特定行為研修修了者による評価と『陰圧閉鎖療法』の実施等を行っています。
陰圧閉鎖療法(negative pressure wound therapy:NPWT)とは、創面全体を閉鎖性ドレッシング材で覆い、創面(褥瘡やきず)を陰圧に保つことによって創部を管理する方法です。
それにより、褥瘡は治癒が促進し、医師と管理栄養士、薬剤師による栄養管理や投薬の検討、医師を含むチームでの治療方針決定、看護師・介護士・リハビリスタッフの適切なポジショニング、看護師の毎日の処置、介護士の体位変換などチームで患者さんへ取り組むことで、“褥瘡”(傷)の治療を行っています。患者さんの苦痛を少しでも減らし、退院できるように支援していきたいと思っています。
年の暮、ご多忙の中にも活気あふれる日々をお過ごしのことと存じます。
本年も大変お世話になり感謝申し上げます。