毎日暑い日が続きますね。
近年の傾向から予測すると、この先もしばらくは猛暑が続くと考えられます。

皆様は熱中症対策として何か気を付けておられますか？
熱中症は、症状が出てからの対応はもちろんですが、あらかじめの予防もとても大切です。

熱中症の原因で「炎天下で長時間過ごした」「真夏の暑い中で運動(仕事)をしていた」というのはよく聞くと思いますが、それと同等に「屋内で過ごす高齢者」に注意が必要なのです。
高齢者は暑さを感じにくい上に、発汗と血液の循環が低下し暑さに対する耐性が低下しています。
気温・湿度が高いと思われる日は、昼夜を問わず、エアコンを適切に使用して、小まめに水分・塩分を補給するようにしてください。

ご家族や友人同士などの、周囲からの声掛けも必要かもしれませんね。
めまい・筋肉痛・こむら返り・大量の発汗は熱中症の初期症状です。
すぐに風通しの良い日陰かエアコンが効いている室内など涼しい場所に移動し、体を冷やしてください。
濡れた体のままうちわで扇いだり、冷たいペットボトルや氷嚢で首の付け根の両側・脇・足の付け根に当てるのが効果的です。
経口補水液やスポーツドリンク等で失われた塩分・水分を補給することも重要です。
(スポーツドリンクには糖分も多く含まれるため、多量の摂取は控えてください)
これらの対策をしても、症状の改善がない・頭痛や嘔吐の出現・普段通りに喋れない等の症状が出現すれば、必ず病院受診をしてください。
場合によっては救急車を呼ぶことも必要です。

まだしばらく続くと思われる暑い日々、これらの予防・対策を取り入れて、体調を整
え乗り切っていきましょう。