今年の夏は猛暑がつづき、かなり体力も奪われてしまったのではないでしょうか。
連日、熱中症警戒アラートが発令され、外に出掛けることも減って運動不足になり、食欲の低下が起こっていたかもしれません。
★ フレイルとは!?
「フレイル」という言葉を知っていますか?
医学用語の「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。病気ではないけれど、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護状態の中間の虚弱な状態のことをいいます。
フレイルの原因は!?
① 身体的フレイル:運動機能や筋力の低下、体重減少
② 精神的フレイル:定年退職やパートナーの喪失によるうつ・認知機能低下
③ 社会的フレイル:独居や閉じこもり
★ セルフチェック あなたは大丈夫?
① 体重減少・・・筋肉が落ちて体重が減った(半年間で2~3kg以上)
② 疲労感 ・・・普段の生活や動作でもすごく疲れるようになった
③ 歩行速度の低下・・・歩くのが遅くなり、一回の青信号で横断するのが不安になってきた
④ 筋力(握力)低下・・タオルやぞうきんがしぼれない、ペットボトルのフタが開けにくい
⑤ 活動量の減少・・・一日中家の中で座ったり寝たりして過ごすことが増えた
5つのうち、3つ以上あてはまるとフレイル状態である可能性が高いです。
フレイルを放置すると、3つの要因が相互作用を及ぼしドミノ倒しのように進行していくと言われています。この時にもし病気や怪我で入院すると、予備力がないため、なかなか元の生活に戻れないことが増えてしまいます。
★ フレイル対策「3つの柱」
フレイルの予防の3つの柱は、栄養・運動・社会参加です。
ぜひフレイル予防に取り組んでみてください。