普段、病院で患者さんにリハビリテーションを行い、様々な治療を行っていくのが理学療法士のイメージだと思いますが、世間では様々なフィールドで活躍する理学療法士がいます。
私も病院外の活動として、『学校保健活動』という分野で活動しています。
『学校保健活動』ってなに!?と思われた方が多いと思います。主には、学校保健における児童・生徒の運動器検診に関わることに携わっています。
現在は、堺市の小・中学校において、学校医が整形疾患等の早期発見、身体状況を把握するための補助として、運動器機能予備調査を実施しています。さらには、児童・生徒への運動指導、教職員や保護者を含めた運動器に関する講義(出前授業)等も行っています。
私も小学校へ講義や運動器機能予備調査に実際に行き、小学生に成長における運動器の怪我や予防などを講義してきました。教壇で授業をするってこんなに大変なんだと体感することもできましたが、生徒たちが興味を持って、また一緒にストレッチなど行ってくれて楽しく授業をすることができました。
また先日、運動器機能予備調査を行うための登録講座にも委員会のメンバーとして参加し講習会を実施しました。
数十名の理学療法士の方に参加してもらい、講義と実技を行ったのちに認定証を配布し、毎年4月頃に行われる健康診断に合わせて、運動器機能予備調査を行ってもらいます。
当院からも先日行われた登録講座に同僚の理学療法士が参加してくれて、一緒に練習し無事に認定証をもらうことができました。
様々な分野でも活躍することで理学療法士が地域にも世間にも大きく貢献できる存在になっていって欲しいなと思います。