今回は、回復期リハビリテーションで入院された患者さんが在宅復帰するための退院支援の流れについてご紹介します。
回復リハビリテーションの患者さんは、大腿骨骨折の術後・脳神経疾患や廃用症候群の患者さんが多く入院しており、日々リハビリテーションを頑張っておられます。それぞれ疾患によって期限が決められており、その期限内で退院できるよう相談員が計画、退院調整を行います。
<退院調整の流れの一例>
入院時(前)面談・・・入院前の生活状況について聞き取りを行います
↓
経過カンファレンス・・・リハビリ等の経過状況を家族へ報告いたします。
↓
家屋調査・・・必要に応じてリハビリ担当者が自宅へ伺い、現状の身体能力で無理なく生活できるか調査いたします。
↓
退院前カンファレンス・・・家族や退院後に関わるケアマネージャー、サービス担当者と合同カンファレンスを開催いたします。
↓
介護・医療指導・・・必要に応じて、家族へケアの指導をいたします。
↓
退院
こういった流れの中で、家族の介護相談を受けたり、介護保険の案内や新規のケアマネージャーの提案を行ったり、施設選定を行ったりと患者さんによって支援する内容は人それぞれです。現在はコロナ禍でカンファレンスに制限もありますが、患者さん本人や家族が安心して退院できるよう、多職種で連携しながら退院調整を行っています。
各病棟に退院調整を行う相談員が設置されておりますので、何か不安なことがあればお気軽にご相談ください。