みなさん「言語聴覚士」という仕事をご存知ですか?
最近では少し広まってきたのかなと思いますが、まだまだご存じない方もいらっしゃいますよね。
今回は、言語聴覚士という職業について、少しお話をさせてください。
言語聴覚士はST(Speech-Language-Hearing-Therapist)とも呼ばれ、1997年に国家資格となった比較的新しいリハビリテーションの職種です。
脳卒中後の言語障害(失語症、構音障害)や聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害、飲み込みなどに問題のある方に検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、そして援助を行います。言わばコミュニケーションや食べる障害の専門職です。
当院では、現在12名の言語聴覚士が在籍しており、主に脳血管疾患後の後遺症がある方や廃用症候群となり機能低下がみられる方に対して、入院・外来にてリハビリテーションを提供させていただいています。
言語聴覚士一同、皆さまに寄り添える言語聴覚士になるべく、これからも日々、研鑽に努めてまいります。