こんにちは。堺平成病院手術室です。
前回は『全内視鏡下椎間板ヘルニア摘出法(FED法)』について紹介しました。
今回は『腰椎後方椎体間固定術(TLIF)』について紹介します。
このようなお悩みはありませんか?
・腰痛や腰回りの重さ・だるさ・張りなどがある
・立ったり歩いたりしていると、腰から足にかけてだるくなる
・腰痛で仕事や家事がとてもつらい
・歩行しているとしびれや痛みが出て、休憩すると改善し歩行ができる
このような症状に当てはまる方は、脊柱管狭窄症の可能性があると考えられます。
脊柱管狭窄症は、加齢により腰椎の神経の通り道である脊柱管が狭くなり、脊柱管を通っている下肢や膀胱を支配する神経が圧迫されていることが原因であると思われます。
当院では、治療法の一つとして後方椎体間固定術(TILF)を行っています。
TILFとは…脊椎の神経の圧迫を解除した後、脊柱の安定性を保つため一部の椎間板を切除し、ケージと呼ばれる詰め物を挿入し、チタン製のスクリュー(ねじ)やロッド(金属の棒)で椎体を固定する手術です。
手術時間は約1時間程度で、術後リハビリを行いながら2週間ほどの入院が必要になります。保険適応での手術が可能です。
脊柱管狭窄症であるからといって必ずしも手術をするのではなく、患者さんの日常生活や仕事、今後の予定などを考え、医師と相談しながら治療方法を決定していきます。
腰痛や足の痛み・しびれなどでお悩みの方は、ぜひ整形外科(脊椎外来)までご相談下さい。
・水曜日:午後13時~17時
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・土曜日:午前9時~12時