2024年7月1日より、堺平成病院地域包括ケア病棟は『地域包括医療病棟』へと転換しました。
近年、高齢者の救急搬送で増加している軽症・中等症の患者さんに対して、長期臥床による日常生活動作能力の低下を防ぐために早期のリハビリテーション介入の必要性が問われ、そのニーズに応えるのが地域包括医療病棟の役割となっています。
病棟新設にあたり、リハビリテーションの役割としては、より早期から患者さんの病態や入院前の生活状況の把握、予後の見立て等、スピード感をもって退院支援に向けて対応する能力が必要とされます。
当院では病棟でリハビリテーションを行うことにより、入院生活に沿った日常生活動作の改善と、多職種とリアルタイムに患者さんの身体機能、動作能力の回復具合について情報共有しながら退院支援を図っています。
約7か月間が経過して、さらに一番重要だと感じたことは、これまで以上にチーム医療として多職種と連携をすることです。一日ごとに状態が変化していく患者さんに対して、看護師、介護士、薬剤師、栄養士、地域連携スタッフのみなさんと密に連携をとりながら退院支援にあたるチームワークが重要となります。
慌ただしいなかでもスタッフは和気あいあいと、患者さんと一緒に治っていく喜びを感じながら毎日をすごせています。これからも患者さんのためにチームで力を合わせながらより良いリハビリテーションを提供できるように最善を尽くしたいと思います!